①とにかく見た目が自然であること
かつらユーザーが一番心配なのは、「他の人が分かっちゃう」ことです。
バレる様なかつらなら、最初から着けないほうがマシです。
私自身も、バレるかつらは着けたくないですから・・・
1.分け目は、リアルな人工皮膚または通気性のあるシルクシフォンで、
本物の分け目と見分けがつきません!
2.使用するのは自然な人毛100%です。キューティクル付き、無しのどちらかを
お選びいただきます。
※キューティクルについてはこのページの最後にありますのでご確認ください。
3.作るのは、かつらを知り尽くしたかつら職人の家に生まれた3代目(韓国人)です。
②着け心地が良いこと
かつらを着けていて、忘れるくらい快適であるために、
”軽く・涼しく・しっかり固定”にこだわっています。
部分かつらは、通常はこのように丈夫で軽く・涼しいネットと
リアルな人工皮膚を組み合わせていますが、
お客様のライフスタイルに合わせ、造りはその都度変えるようにしています。
【部分かつらの裏側一例】
また、医療用かつらは、柔らかな低刺激素材・取り外し可能金具・シリコン加工で
治療中でもCT・MRIが着けたまま受けられます。
アンダーネットも要らず着脱が楽で、安心して治療に専念できます。
【医療用かつらの裏側一例】
【キューティクルについて】
キューティクル=髪の表面のウロコ状の表皮です。通常は、加工して剥がして使用します。
なぜわざわざ剥がすの?と思われますよね。下の画像を御覧ください。
こちらは、本来の私たちの髪の状態で、髪を保護する役割を持つ、毛表皮(キューティクル)がある人毛です。
キューティクルは、髪を保護し髪の内部の栄養素が外に漏れないようにしています。
一定方向にある鱗状の毛表皮(キューティクル)は、かつらに植える際に
すべての髪の根元、毛先をきちんと揃えて植えないと絡むため、かなりの時間・手間が必要です。
一方こちらは、希塩酸処理で毛表皮(キューティクル)を剥離した人毛です。
髪を保護するキューティクルが無いので、あるものに比べてどうしても傷みやすくなります。
ただしかつらに植える際に、毛表皮(キューティクル)が剥離されているため、
髪の根元、毛先を揃える必要がありません。
そのため、このタイプの人毛は比較的安価な人毛かつらに使われます。
そんなわけで、ユーザーである私たちは
キューティクルがある・ないでかつらの耐久性や見た目にも影響が出るということを
知った上で、自分に合ったかつら(ウィッグ)を選びたいですね。