お預かりする自毛は、20cmから製作可能となります。
基本のかつらの髪の植え方のイメージです。
かつらは、下のような専用の植え針で、ベースと呼ばれるかつらの生地に
髪を通常1本ずつ植えて結んでいきます。
当方はこのような針で総手植えしております。
かつらの仕上がりを、自然で美しくするため、
同じ長さの髪を使っても、場所によって出来上がりの長さが違ってきます。
例えば、30㎝の髪をかつらに植えると以下のようになります。
1)頭頂部—–髪を半分に折って植える。
例:30㎝の髪→植えるとそれぞれの髪は半分の15㎝の長さになる
理由:結び目の一方の髪を短くすると、ちょうど分け目・つむじのため
その部分髪がツンツン立ち上がり、見た目が美しくないので、それを避けるため。
2)側頭部・後頭部・襟足—–髪を3分の1~4分の1程度折って植える。
例:30㎝の髪→植えると3分の1~4分の1程度短くなりそれぞれの髪は
約18~20㎝の長さになる。
理由:頭頂部以外は、下向きに植えるので髪が立ち上がることはない。
また毛絡みを防ぐため、結び目の一方の髪を短くして植える。
このように植えた場合は、下の画像のように髪は毛先に
レイヤー(段)の入ったスタイルとなります。
もし、レイヤー(段)を入れないスタイルにしたいなら、
頭頂部に使う髪の長さは2倍の60cmの自毛が必要
ということになります。
もしご自分の髪の長さが足りないときは、
当方の長い髪も加えて作成することになります。
その場合、同じような色・太さの人毛を均一にブレンドし、
見た目は自然に仕上がります。
どのくらいの髪の長さのかつらにしたいのか、
まずはよく打ち合わせをさせていただくことになります。