髪と地肌の専門家、毛髪診断士の高橋渉先生のアドバイスです。
基本的にシャンプーは外傷や皮膚疾患または熱傷を起こしている場合は避けますが、
それ以外では大丈夫です。
フケ症ならジンクピリチオンの入ってる薬用シャンプーがいいですし、
脂性ならシャンプーの回数を増やしたりします。
日に60から100本くらい抜けても確率的にはおかしくないのですが、
それは計算上の話で実際に一度に気になるくらい抜けると心配になりますよね、
ですから一応抜けた髪を数えておいて、平均値だからと安心して
ストレスを軽減することを心掛けるといいと思います。
ストレス因子の脱毛も存在しますから。
シャンプーの影響と言ってもシャンプー剤ではなくて、シャンプーのやり方なんです。
十分に流してからしっかり泡だてて髪同士の摩擦を軽減することが大切なんです。
次にリンス、コンディショナー、トリートメントの件ですが、
シャンプー以上に影響する事は無いでしょう。
アレルギーが先天的にあって、配合成分の中にそれにあたるものがあるのなら別ですが。
また最近ではリンスと言う名称じゃなくて、成分が殆どそのままに
コンディショナーと変えている表記の物もありますから、リンスとコンディショナーは
同じ位置づけでいいでしょう。
トリートメントは週に一度の集中ケアとして使うケースが多いです。
但し、シャンプー剤もリンス、コンディショナー、トリートメントも
地肌より上の毛幹部分に作用させる物なので、脱毛の原因は殆どの場合、
皮膚より下の毛根の部分で起こっているので、結論は香粧品は抜毛には殆ど関係が無いことになります。
以上です。いや~、ためになりました。