応急処置サイズ修正(フルウィッグを大きくする)

子供用かつらの場合、頭が大きくなるため、

かつらがだんだんと小さくなりますよね。

別のかつらを用意したいけど、

準備が間に合わない場合があります。

そんな時の裏技(カットして大きくする)のご紹介です。

あくまでも自己責任ですのでご注意ください。

かつらの表面は髪が植えてありますから、

裏側をカットしてサイズを少し大きくしても分かりません。

特にロングヘアの後頭部の下の方は分かりにくいです。

ショートヘアは隠すための髪が短いので、

注意が必要になります。

また、当方のかつらの生地では大体カットが可能ですが、

他社製は出来るかどうか分かりません。

ご心配ならご相談に乗ります。

窮屈なかつらを被るよりは良いですし、

ちょっとの間でしたら、問題なく使えます。

ただし、後でちゃんとお修理に出してくださいね。

①下の画像のように、後頭部の真ん中より下(窪んでいるあたり)に

横に切り込みを入れます。

こうすることで、深くかぶることが出来ます。
裏をカットする

ここでベース生地を切る前に気を付けたいのは、

出来るだけ髪は避けて切ることです。

切る部分の髪はクリップで留めて避けます。
カットするところの髪をクリップで留めてよける

②切った部分を広げて、黒い布を当ててマチを作り周りを縫います。

私は今回は分かりやすいように

市販のチュールレース黒を当て布に使い

赤い糸で縫いました。
布を当てる

スキンヘッドならもっと柔らかい布のほうが、

肌当たりは良いと思います。

生地がほつれても大丈夫なように、縫いしろは少なくとも5mm以上

取ってください。

③最後に周りの余分な当て布を切って完成です。