髪の色は、染めていなくても頭のてっぺんと襟足のほうでは色が違ってくる場合があります。それは、頭頂部の

ほうが太陽の光によく当たるので、色が褪せたり、髪の太さが下のほうに比べて細いため、明るい色に見えたり

する場合があるためです。私も、自分の髪は頭頂部と襟足では色が違います。頭頂部のほうが茶色く、下のほうは

黒に近い色です。そこで、かつらを作る際、どの部分の髪の色に合わせるかということになりますが、私は前髪や

耳の辺りの髪の色に合わせて、かつらの髪の色を決めました。なぜかというと、自毛をかつらと馴染ませて、少し

出して着けるからです。さすがに顔の周りの髪の色が、内側（自毛）と外側（かつら）で違っていると、不自然ですか

ら。意外と襟足のほうの色の自毛が濃い目でも、下のほうなので落ち着いて自然に見えますから大丈夫なのです。