先日、某神社におまいりに行きました。日が良かったのか結婚式に遭遇。
清らかな花嫁さんにうっとり見とれていると、さらに目を引く人たちに会ってしまいました。
どうですか?お気づきですか?
写真の3人のおばあちゃん、ビシッと着物を着て素敵ですねー。でもよーく見てください!
そうです!みんなかつらを着けているんです!!
私はとても興奮しました。後ろから近づき、造りをチェック。
・若干テカリが強いなー → 人工毛
・部分かつらにしては、襟足・もみ上げの浮きが無い →全かつら
・毛量が多い → もう少し少なくしないとバレちゃう
総じて、大手さんが造りそうなかつら、と言う感じは受けました。たぶんお値段は1個50~60万円ほど。
高いです・・・
でも、ご年配の方が、髪に気配りをされているのは素敵だなーと、結局ずっと見とれていました。
毛量は、かつらを作るときに最重要ポイントの1つです。多すぎると、不自然でかつらと
分かってしまいます。それと、夏は毛の量が多いとどうしても蒸れます。
当工房では、お客様とのカウンセリングをもとに毛量を決めます。若干少なめがベストです。
街でかつらを見かけると、うれしくもあり・・・複雑です。私達プロが見ても気づかないかつら
をかつらメーカーは作るべきですから。